電験三種 過去問を解くときの注意点【過去問の点数の伸び方】

電験三種

電験三種の過去問を解くときの注意点を知りたいです。

また過去問を解いたところで、どのくらい点数が伸びるか知りたいです。

これから過去問学習を始めます。

電験三種の過去問を解いたときに何点を取れるようになるべきかでしょうか。

こんなお悩みを解決します!

✔本記事の内容

  電験三種 過去問を解くときの注意点
  過去問の目標点数は80点に設定

✔記事の信頼性

2020年9月に電験三種で合格予定の私が解説します!

4年間ほど試行錯誤しながらの合格予定ですので、私の受験記録も含めながら学習方法をご紹介します。

電験三種は過去問学習が効果的であることは検索するとたくさんヒットします。
しかし、過去問を学習したところで、点数が伸びずに諦めてしまいがちです。
実際に私は最初の過去問を解いたところで、10点しか取れない科目があり「このままで本当に本番は解けるようになるのか・・・?」と疑心暗鬼になりました。

そんな方のために私が過去問学習を繰り返すことで分かった、解くときの注意点と過去問の点数の伸び方を紹介していきますので、これから過去問学習を始める方は参考にしてみてください。

それでは進んでいきましょう!

電験三種 過去問を解くときの注意点

電験三種は過去問学習を繰り返すことで、自分の中で公式を使いこなすことができるようになります。
過去問学習が足りないと基礎学力は上がらず、少し目線の変わった問題を出されたときに解くことができません。
電験三種に合格するためには【基礎学力+応用力(+発想力)】が重要のため、過去問学習の際に注意すべきポイントを紹介します!

参考書はさらっと読んだら過去問を解く!

参考書を読むだけでは自力で過去問を解けるようにはなりません。
いきなり厳しい内容ですみません。(過去の自分に対しての戒めです。)

つい参考書を購入し、しっかりと隅々まで公式に目を通し、暗記しようとしてしまいます。
私も3年間の学習では参考書の隅々まで目を通してました。
一度立ち止まって考えてもらいたいのですが、どの公式が頻出でどの公式は10年分の過去問から出題されていないか分かりますか?

参考までに私が使用していた電験三種これだけシリーズのページ数を一覧化します。
(ページ数には索引を含む)

科目ページ数
これだけ理論362
これだけ電力386
これだけ機械495
これだけ法規217
合計1,460

ページ数の合計はなんと1,460ページです!
人によって勉強に使用できる時間は変わるため一概には言えないですが、おそらくテキストを真剣に読むだけで数か月はかかると思います。

数か月の時間を作らなければいけないのは社会人の自分には無理!
もう知らない!

時間がない方であるからこそ自分で公式を使いこなす練習をするべきです!
どういうことか?以下にまとめます。

 インプット学習 (2~3割): 参考書を読む ⇒ 公式を知る
 アウトプット学習(7~8割): 過去問を解く ⇒ 公式を使いこなす

重要なことはアウトプット学習に多くの時間を使うべきであることです。
ここを絶対に間違えてはいけません。
私が過去の受験で間違えていたために合格が遠かった理由はアウトプット学習が足りなかったことです。

アウトプット学習をメインとし、分からない問題があったときに適宜、参考書を読む。
これを繰り返すことで、基礎学力は上昇し、過去問の点数は伸びていきます。

電気が全く分からない方はインプット学習を少しだけ厚めに

電気が全く分からない方も電験三種は受験制限がないため、OKです!
しかし、電気が全く分からない方に電験三種の過去問を解いてくださいと言ったところで無理です。
そのため、少しだけ参考書を使用したインプット学習は厚めにすると良いと思います。
どんな内容を覚えるのか参考書を確認し、概要を薄っすら眺めるくらいがベストです。

電気が全く分からない方であっても何か月も参考書を読むだけでよいかというと答えはNOです。
理由は上記と同じで、公式を使いこなせない状況でインプット学習を増やしたところで、自力で過去問を解くことはできません。

学習の計画を立てる!

これから電験三種の過去問を解き進めるために計画を立てることは重要です。
すでに細かい計画は電験トレーナーのゼキザップさんのブログで紹介されてます!
私は完全にブログの計画通りに進めることは出来ませんでしたが、十分な自己採点の結果でした。
電験三種の学習計画のリンクを添付いたします。

一つ問題を挙げるとするとゼキザップさんは鬼トレーナーなので、計画が非常に厳しいことです笑
この計画に沿って学習を進められると合格を勝ち取ることができます!

過去問学習で公式を使いこなせるようになりましょう!

電験三種の過去問を自力で解けるようになりましょう!
過去問を自力で解くためには公式を学び、自身で公式を使いこなせる段階になる必要があります。

公式を使いこなせる段階になったときには基礎学力は上がっていることだと思います。
また、過去問学習を繰り返すことで、目線の変わった問題に触れますので、応用力も増えていきます。
出題パターンも多く触れますので、頭の中でイメージできるようになり、本番での発想力にも繋がります。
結果として、電験三種に必要となる以下の力が身に付きます。

 基礎学力 + 応用力 (+本番の発想力)

電験三種では過去問を解き、基礎学力と応用力を高めることが重要であるため、参考書をメインとしたインプット学習は極力減らし、アウトプット学習を増やしましょう!

過去問の目標点数の設定

電験三種は過去問学習でアウトプットをメインとすべきと私も他のブログも結論を出してます。
しかし、過去問学習を進めたところでどのように点数が伸びていくのか疑問は残りませんか?
少しでも電験三種の受験を考える方の自信になるよう、私の学習記録を例にして解説します!

最初に解く過去問の点数は気にしない

学校で電気をよく勉強した方でも電験三種の難易度は非常に高いと言えます。
そのため、いきなり過去問を解いたところで、非常に低い点数であると予想します。
なぜならよく勉強してこなかった私の最初の点数は10点と非常に悪かったからです笑

「今、過去問を解いても基礎学力が足りないな・・・」と参考書のインプット学習を増やしたところで、急に電験三種の過去問を解けるようにはなりません。

過去問の点数は右肩上がりで伸びる (私を例にします!)

電験三種の過去問の点数の伸び方を一例紹介します!

そんな・コッタ 過去問の点数の伸び方

機械は2020年から過去問学習を始めましたので、今回紹介してます。
最初は30点しか取れていません。しかも2回目でも点数は伸びていません!
点数が伸びないからと参考書のインプット学習を増やすだけでは残念ながら本番の点数は伸びていきません。
過去問の点数の伸び方から分かったポイントを2つ紹介します!

電験三種の過去問学習は4回では合格点に足りない

そんな・コッタ 過去問の点数の伸び方 ポイント①

最初にポイント①を紹介します。
電験三種の過去問学習は10年分・6周以上するべきと記事にしました。

リンクを添付しておきます。

過去問の回数ごとの点数を確認すると4回目では合格点に達していません。
この状態で本番に臨むことはおすすめしません。(試験本番の爆死が見えています笑)

もちろん普段仕事で知識のある方や学生さんであれば過去問学習の回数は少なくてもよい可能性はあります。
知識が十分ある方は回数ごとの点数の伸び方を確認し、合格点以上を取れているか判断してください。

過去問の目標点数は80点に設定

そんな・コッタ 過去問の点数の伸び方 ポイント②

次にポイント②を紹介します。
試験本番では緊張、腹痛、体調不良などで100%の力を出せず、実力の80%になると言われます。
もちろん各自の緊張具合によりますので、実力は70%となる方もいると思います。

過去問での目標点数を60点としたとき、どのようなことになるか?
本番は80%の実力を発揮できると考えると単純計算で48点となり、不合格です。
つい過去問の目標を60点と設定してしまいがちですが、本番で合格するためにはあと2問ほど足りません。

私は過去問の点数を80点以上取れるように繰り返すことをおすすめします!
過去問の点数を80点以上に設定するべき理由を以下に紹介します!

 過去問の点数 × 本番の緊張係数 = 本番の点数 で算出

 過去問:60点 × 80% = 48点 ⇒ 不合格
 過去問:75点 × 80% = 60点 ⇒ 合格ぎりぎり
 過去問:80点 × 80% = 64点 ⇒ 合格
に十分

試験本番は余裕を持って臨む

まだ過去問学習をしたことない方は点数の伸び方のイメージがつきましたか?
最初は過去問の点数が低くても右肩上がりで伸びていきます。
今回の過去問の点数の伸び方を参考に諦めないことが肝心です。

過去問学習の目標点数は60点ではなく、本番で実力を発揮できなくても合格点を取れるように80点以上を目標に設定しましょう!
目標を高めに設定しておくことで、学習方法が変わります。

電験三種の学習でよくやりがちな暗記だけで電験三種の問題を乗り切ろうとすることがなくなります。
暗記だけでは電験三種の各年度の問題を80点以上取ることは難しいです。
(仮に10年分・4科目を全て暗記できる方がいれば、まず合格できると思います笑)

過去問学習では目標点数を80点に設定し、各年度で目標に到達できるようにしましょう!
試験の本番では余裕をもって臨むことができるようになります。

コメント

  1. […] […]

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